沈まぬ太陽3
![]() | 沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
|
1巻、2巻と会社から苛め抜かれた恩地さんですが、
今回影薄いです。
全編通して、「日航機事故」です。
あまりにも生々しく、悲惨すぎてフィクションだということを忘れます。
この巻だけは、ノンフィクションとして読みました。
遺族の話が、悲痛な思いがものすごく伝わってきて、先を読むのがつらかった。
人目もはばからず電車でポタポタ涙を落とす。
とくに、妊娠七ヶ月の被害者の話が、自分と重なりとても辛い。
あと数ヶ月で外の世界に出られた赤ちゃん・・・。だめだ。つらい。
実際の事件を扱っているからこそ、読者はノンフィクションと錯覚し、
いやむしろわざとノンフィクションと意識して読ませられているのかも。
だとすると、架空の人物堂本社長の態度がひどすぎる。
本当に、当時の社長が自分の進退問題や退職金に固執していたと
考えてしまう。
第四巻では、どうなるんだろう。
あまりに衝撃な事件すぎて、被害者と遺族が悲惨すぎて
三巻で終わりとは考えられない。
コスト意識は必要だけれども、安全に手を出しちゃいけないんだ。
事故を起こした本人だけを裁くだけではなく、そこに至ることになった
本質的な会社の問題を解決しなくちゃいけない。
事故が起きてからでしか、人間は学習できないのか。
20年後に福知山事件という悲惨な事件がまた起こってしまった。
とにかく、重い一冊でした・・・。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)





![マタニティヨガ~お母さんとすこやかな赤ちゃんのために [DVD] マタニティヨガ~お母さんとすこやかな赤ちゃんのために [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21DSeS1eAsL._SL160_.jpg)









最近のコメント